Q&Aで学ぶ!片付けのコツとポイント
片付けを始めたいのに「何から手をつけたらいいのかわからない…」と困ったことはありませんか?
どこから片付けを始めたらいいのか?
どの順番で片付けを進めたらいいのか?
片付けに関する疑問を分かりやすく解説します。
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Q.汚すぎて、どこから片付けを始めたらいいかわからない
A.一番困っている場所や、自分が過ごす時間が多い場所から始めましょう。
どこから片付けを始めたらいいのかわからないときは、
「汚くて一番気になっている場所」から始めてください。
例えば、
「リビングが汚すぎて、家族に怒られている」
「洗濯物が山積みになって、溢れている」
「キッチンにものが散らばっていて、ご飯が作れなくて困っている」
など、使いにくくなっている場所です。
ある知り合いが、料理が好きなためにキッチングッズが増え過ぎて
だんだん片付けられなくなり、困っていました。
けれども、最初に一番気になっているキッチンから片付けを実践したことで、
その後は家全体をキレイな状態に保てるようになりました。
全ての部屋が汚すぎて生活できないと感じている人は、
「1日の中で過ごす時間が多い場所」から始めましょう。
しかし、中には「全ての部屋が汚すぎて嫌だ」という人もいると思います。
そのような人は、「1日の中で過ごす時間が多い場所」から始めるようにしましょう。
例えば、食事をするテーブル、毎日使うキッチンなど、
小さなスペースから少しずつ始めるだけでも違ってきますよ。
Q.片付けの方法やコツを教えてほしい
A.小さなスペースから片付けを始めて。大事なのは、仲間ごとに分類すること
片付けは、キッチンやクローゼットの中のものを全部出してから整理する「全部出し」が基本だと言われています。
でも、片付けが苦手な人は、「全部出し」をすると、ものの量が多すぎて、
困ってしまうことがよくあります。
一気にやろうとしないで、「引き出し1つ」や「机の上だけ」など、
まずは小さなスペースから始めることが上手な片付けのコツです。
キッチンの引き出し1つを整理することで、使いたい食材が見つけやすくなります。
片付けの基本は「仲間分け」
「仲間分けって何?」と疑問に思う人もいるでしょう。
仲間分けとは、散らかったものを自分が使いやすい目的やカテゴリーに、
同じ種類のものでまとめる作業のことです。
例えば、キッチンにある調味料やストック食材を仲間分けするときに、
「チューブのもの」「缶のもの」など「入っている容器で」分けてもいいですし、
「カレーに使うもの」「中華に使うもの」と「料理のジャンルで」分けてもOK。
どこに入れるか迷うものは、とりあえず「保留」に分けておいて、
後でどこかのカテゴリーに入れるようにすれば大丈夫です。
この方法は、キッチンだけでなく、テーブルの上のものや引き出しの中のものを片付けるときなど、片付け全体で使えます。
ここからは、仲間分けの詳しいやり方と、その後の収納方法を説明します。
仲間分けはどうやるの?
仲間分けのやり方を、洋服がいっぱいになったクローゼットを例に説明します。
まずは、クローゼットの中からシャツだけを取り出して大きな袋や箱に入れてみましょう。
ゴミ袋でもOKです。
シャツを入れ終わったら、次は「アウター」、その次は「ズボン」という順番で仲間分けして袋に入れていきます。
このとき、入れた袋や箱に「シャツ」「アウター」「セーター」と、
カテゴリー名を書いておくことがポイント。
シャツやバッグなど、仲間分けする順番は、
クローゼットの中で多くのスペースを使っているものから始めるようしましょう。
そうすれば、スペースが空いて、その後の作業がやりやすくなります。
一度の片付けでクローゼットの中にある全てを仲間分けできなくても大丈夫。
その日はシャツしかできなかったときは、他の仲間と混ざらないように、
「シャツ」と書いた袋に入れておけばOK。次の片付けのときに、
同じやり方でシャツ以外のカテゴリーのものを仲間分けします。
この作業を繰り返すうちに、どこに何があるかわかりやすくなり、ものの量も分かりやすくなります。
余裕があれば次に、シャツの袋の中から「夏用」か「冬用」か「春秋用」に使うものかをさらに分けておきましょう。
春夏秋冬で分けておくと衣替えが楽になります。
収納のコツ「よく使うものは手前に、あまり使わないものは奥に」
次に仲間分けしたものを、使いやすいように収納する方法を説明します。
最初に、仲間分けしたものの中で、「よく使うもの」と「あまり使わないもの」のもので分けましょう。
その中でよく使うものは手前に、あまり使わないものは、奥に収納します。
こうすることで、ものの出し入れがしやすくなり、使ったものを元の位置に戻しやすくなります。
毎日使うものは引き出しの手前に、1年に1度しか使わないものは
奥にしまうなど使用頻度によってしまう場所を変えてみましょう。
自分に厳しくし過ぎない
一度の片付けで全てやりきらなくても大丈夫。少しずつ進めることが大切です。
広いスペースを一気に片付けようとすると、気が重くなり、
後回しにしてしまう人が多いです。
特に片付けが苦手な人は、集中力が続かないことが多いので、少しずつ進めることが大切です。
Q.物が捨てられないのは「いつか使うかも」と思ってしまうから。どうやって捨てる気になる?
A.捨てるのが嫌だと思ったら、そのときに捨てなくてもいい
「使うもの」と「使わないもの」が一緒になっていると困るので、先に仕分けてから考えましょう。
片付けが苦手な人は、ものを捨てることに抵抗がある人が多いです。
「いつか使うかも」と捨てるのが不安ならば、無理に捨てなくてもいい。
でも、「使うもの」と「使わないもの」が一緒になっていると生活がしにくく、
いつ捨てるかわからなくなってしまいます。
普段あまり使わないものは、よく使うものと混ざらないように分けてしまっておくことがポイントです。
写真や家族にもらったものなど、出番が少ないけれど捨てられない思い出の品は、
専用の入れ物にしまいましょう。
入れ物はわざわざ買わなくても、家にある空き箱や紙袋を使えばOK。
入れ物に日付と何が入っているかを書いたあと、
手が届かない収納スペースや、クローゼットの奥など、
生活に影響しない場所にしまっておきましょう。
しまうときは、収納ケースに日付や中身を書いておくと、後で見返したときに、
本当に必要なものかどうかを判断しやすくなります。
仲間分けすると、ものを捨てやすくなる
この仲間分けをするうちに、だんだんものが捨てられるようになってきます。
その理由は、仲間分けをしたことで、
「カバンだけで段ボール1箱分になった」「エコバックだけで10個あった」など、
持ち物の量を把握することができたから。
「いつか使うかも」ととっておいたものでも、
仲間分けで全体量が見えるようになると冷静になり、
必要か、不要かを判断しやすくなります。
そこで初めて、「こんなに持っているなら1つくらいは捨ててもいいかな」と思えるようになるのです。
ものを捨てることには慣れが必要で、1つ捨てることができると、
「捨てる」ことに対する抵抗感が低くなり、ものを捨てやすくなっていきます。
また、昔はよく使っていたけれど今は使っていないものは、
仲間分けをきっかけに見直しができ、捨てる決心がつきます。
Q.物を元の場所に戻すのができません。
A.物がたまりやすい場所は、自分が便利だと感じている場所。その近くに収納スペースを
物を元の場所に戻すのができないのは、動作・動線に沿っていない場所を定位置にしているから。
これでは使った物を元に戻すのが面倒くさくなり、きれいが続きません。
物の定位置を決めるときに大切なキーワードになるのが、動作・動線を意識した物の配置決め。
これは、物を「出す」→「使う」→「戻す」という動作を、
スムーズに負担なく行えるように物を配置するということです。
でも、動作・動線を意識した収納は、片付けが苦手な人には難しいもの。
そんなときは、部屋のどこに物がたまりやすいかを考えてみてください。
「帰宅後に放り出した、アウターやカバンが散らかっているソファ」や
「書類や日用品がたまりがちなテーブル」…。
物がたまってしまうこれらの場所は、実は自分が無意識に便利だと思っている場所なのです。
この近くに収納ボックスやハンガーラックを置き、定位置にすると、
動作や動線に無理がないので自然と元の場所に戻せるようになり、物が散らかりにくくなります。
さらに、定位置に物を戻しやすくするためには、ラベリングをすることが重要です。
ラベリングで見える化することで取り出しやすく、戻しやすい収納になります。
定位置にしたい場所にマスキングテープで目印を作るのもおすすめ。
物の名前や写真、イラスト等を貼っておくと、使ったあとに物を戻す習慣がつきやすくなります。
よく使う物はワンアクションで出し入れできる場所に
よく使う物は、できるだけワンアクションで出し入れができる場所に収納すると、
取り出しやすく、戻しやすくなります。
例えばキッチン。
よく使う調味料は、戸棚にしまわず、すぐ手に取れるところに並べてみましょう。
すると、「使う⇔戻す」のアクションが少なく済み、
無理な片付けに悩まされることもないので、リバウンドが減ります。
また、動線を考えて配置しても、使っていくうちに元に戻しにくいと感じたり、
すぐに散らかったりするときは、もう一度動線に合った配置を考え直してみるのがおすすめです。
最後に
片付けが苦手な人は、一度に部屋中をキレイにしようとして、
やることの多さに圧倒されてしまいます。
そして結果的に、計画通りに片付けが進まないということがよくあります。
一度にキレイにしようとしないで、最初は気楽に、小さなスペースから始めると、
無理なく進めることができるようになります。
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